小児科
子どもの病気は、大人とはさまざまな点で違います。
日ごろから子どもの状態、平熱、顔色などをよく観察しておくことが大切です。
「 いつもと違う 」という親の直感が、重大な病気を発見するきっかけになることもしばしばあります。
問題がわかりにくい
子どもの病気は訴えがなかったり、わかりにくいのが特徴です。
どこが痛いのか痛くないのか、乳幼児ではわからないことが多くあります。
それだけに、親の直感をはたらかせるためにも日ごろの観察、見守りがとても大事です。
発症や進行が急であることが多い
ついさっきまで元気だったのに・・ということがしばしばあります。
医師の診察を受けて比較的元気に帰宅した直後に急変することもあります。
専門医でも予測しにくい急変が多いのが 小児の特徴です。
全身の問題になることが多い
防御機構が未熟なため、感染症が重症化、全身化することが大人よりも多くあります。
感染症が多い
子どもに特有の感染症も多数あります。
感染症にかかりながら免疫を獲得していくために、一生でもっとも感染症にかかることが多い時期です。
年齢によって病気が異なる
1~15歳を小児とすると、各年齢または年齢層で、かかりやすい病気が違います。
病気の種類が多い
生まれつきの病気も含めて、大人はかからない病気も、大人と同じ病気もあります。
病気の種類が多いのが特徴です
こころの問題はからだで表現される
子どもは、ことばで自分の問題を表現することが苦手です。
こころの問題は、必ず、からだで表現されます。
子どもには 大人と同様に、あるいは大人以上にこころの問題が たくさんあります。
それを認識することが 解決の第一歩です。